建設業の許可を取得するには、
経営業務の管理者に該当することや
専任技術者としての実務経験があることを
工事実績の記載された注文書や請書、請求書等を
提示することにより証明する必要があります。
この実務経験として認められるのは、
許可を取得しようとする業種の工事を請け負っている場合となります。
つまり、「請負契約」がなされている場合です。
建設現場では、自社の職人を貸し出す「人工出し」ということが度々行われていますが、
この「人工出し」は、工事の請負には該当しませんので、
建設業の実務経験としては認められません。
ですから、人工出しばかりをしている事業者は、
建設業としての実務経験が加算されていないことになり、
いつまで経っても、実務経験での建設業許可は取得できないことになります。
このような場合には、要件を満たしている方を探して雇用するなど
別の方法での許可取得を考えることになります。
また、人工出しは、「労働者派遣」とみなされる可能性が高く
建設業務への派遣を禁じた労働者派遣法第4条第2項に
抵触する可能性がありますのでおすすめできません。
ご自身では判断がつかなくて不安な場合は、
お近くの行政書士に必ずご相談ください。
★建設業専門サイト(こちら↓をクリック!)
業務対応エリア
大阪府 : 堺市・大阪狭山市・富田林市・河内長野市・和泉市・高石市・泉大津市・忠岡町
岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市・岬町
和歌山県: 和歌山市・岩出市・紀の川市・海南市
「建設業サポート」 の最新の投稿
- 【産廃収集運搬】許可更新時の注意点(許可期限、講習会の受講など) - (2022/9/12)
- 【建設業許可】建設業の従たる営業所(支店)の設置 - (2022/8/29)
- 【建設業許可】兵庫県への建設業許可申請 - (2019/10/2)
- 【建設業許可】令和元年6月12日交付改正建設業法の施行日時が決定!! - (2019/8/30)
- 【建設業】どんな場合でも建設工事請負契約書は必要なのか? - (2019/7/6)
- 【建設業】毎年度の決算変更届の提出について - (2019/6/3)
- 【建設業】経営事項審査の決算確定前シミュレーション(Y評点アップ対策) - (2019/5/28)
- 【建設業許可】建設業法等の改正案を閣議決定(許可要件の見直し等) - (2019/3/22)
- 【建設業許可】建設業の許可申請に係る経管・専技の常勤性について - (2019/3/13)
- 【建設業許可】解体工事業の業種追加をお忘れではないですか(平成31年5月31日まで) - (2019/1/12)
- 【経営事項審査】大阪府住宅供給公社で入札参加資格審査申請書を購入! - (2018/11/20)
- 【産廃収集運搬】大阪市での積替保管施設の事前相談 - (2017/11/1)
- 【建設業許可】決算期の変更をする場合 - (2017/1/9)
- 【経営事項審査】国土交通大臣許可の経営事項審査申請 - (2016/12/12)
- 【建設業許可】経営経験の証明と確定申告書 - (2016/2/12)
- 【建設業許可】電気工事業者の登録について - (2015/9/15)
- 【経営事項審査】法人成りからの経営事項審査 - (2015/6/17)
- 【建設業許可】解体工事の技術者資格について - (2015/6/3)
- 【会社設立】合同会社と建設業許可 - (2015/5/25)
- 【建設業許可】機械器具設置工事業の許可取得 - (2015/4/21)